知らなかった。。
ショックでした。。自分はまだまだ何も分かってないんだと
感じながら。。
無差別に殺される一般市民。。
逃げ出せないように切り落とされる腕や脚。。
子供を洗脳し、殺人マシーンに作り上げていくゲリラ。。
ベトナム、カンボジアの悲劇を思い出した。
ベトナム戦争がカンボジアにも飛び火し反政府ゲリラ”クメールルージュ”が大虐殺を行い、子供達を洗脳していく姿。。
映画『ブラッド・ダイヤモンド』を観て来ました。
事実を元に脚色されたフィクションではあったが、根底に流れる題材は全て本当にあったことであり、今も起こってる。
最近、映画界は『アフリカブーム』らしい。
最近では『ダーウィンの悪夢』と言う映画や『ホテル・ルワンダ』が記憶に新しい。しかしブームなんて気にしない。
そこで起こってる事実が問題なのだ。
この映画もダイヤモンドをめぐって繰り広げられる映画だが、
単なるエンターテイメントではなく、真実をしっかり伝えている姿勢がしっかり見えた素晴らしい映画だった。目を覆いたくなるシーンも多くあったが。。
結局は、先進国の欲が途上国の資源を搾取し何の関係も無い
市民が犠牲になるこの構図がまたもや繰り返されてるのだ。。
本当にこんな事が裏で起こっていたとは知らなかった。。
映画を見ながら衝撃とショックを受け、苦しかった。。
ダイヤモンドを採るために強制労働、ダイヤの採掘権を争い、
庶民が殺されていく。。
今は『キンバリープロセス』が設置され、市場に出回るダイヤモンドが紛争ダイヤモンドではない事を証明させるのだ。。
規制する事によりダイヤモンドをめぐる紛争を減らそうと言うものだが、まだ充分ではないようだ。
ダイヤモンドが宝飾や権力、富の象徴と考えるのは自分達の勝手だが、ただ購入する事が、紛争の手助けをする事になっていたとしたら。。とは言え、買わない方がいいとは思わない。
今は、紛争ダイヤモンド反対を掲げてる会社もあるようだし、
価値観は自由だから。
ただ、世界の資源(象牙、石油、金)をめぐって搾取が行われてる事実。一方の国では血が流され、子供、女性も犠牲なり、
貧困で飢餓、HIVが蔓延。。もう一方では豊かで平和に暮らしてる国。豊かさの下にはどれだけの犠牲が払われてるのか。。それは知っておくべきだと改めて感じました。
ダイヤモンドを見る時、見た目の美しさに心を奪われるのではなくその奥にある、人としての尊厳や命の重さを感じ取りたい。
本当はあまり良くないのだろうが、○○姉妹のようなセレブと言われる方々が自慢げに宝石を見せる姿を、これからは冷ややかに見てしまいそうです。。彼らに罪はないのですが。。
我々の欲とエゴがある意味、血を生んでるのだから。。
映画は5月一杯くらいで終了するかもしれませんが、是非見て頂けたらと思います。
父と子の絆、家族、愛についても描かれています。
感動も出来る作品に仕上がっています。
平和、何も気にせずカヌーが出来る国。。その事に感謝しなくては。。と思いました。
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